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【株式投資】株のストップ高・ストップ安って何?

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株をやったことがない方にとって『ストップ高・ストップ安』ってなかなか耳にしたことはないかもしれませんが、実はそこまで難しい事ではなく読んで字の如く。

要はその日の値幅制限限界まで張り付いた場合の事を言います。

当記事ではそんな『ストップ高・ストップ安』について説明していきます。

 

なぜ株価は上がったり下がったりするのか?

株価の変動にはいろいろな要素があり、買いたい人が多ければ株価は上がるし、売りたい人が多ければ株価は下がる。

そういった背景には外部(海外)の影響であったり、自社のニュースであったり、その時の流行であったりと色々な要素が絡んできます。
良いニュースであれば株価は上がるし、悪いニュースであれば株価は下がる。

とはいえ、例え良いニュースであっても良い材料出尽くしで売られたり、悪いニュースでも悪い材料出尽くしで上がったりもする。

株というのは本当に分からないもの。

簡単に言えば株価なんて上がるか下がるかだけなんだから確率で言ったら50%50%。
なのに世の中の投資家は9割が負けていると言われているんだから「なんだかなぁ~」って思っちゃう。

 

ストップ高・ストップ安とは?

日本の株式市場は株価の値幅制限が設けられており、例えば株価1,000円の場合1日の値幅は上下300円までとなっており、1,300円~700円の間で取引される。

つまりどんなに買いたくても1,300円までしか買うことが出来ないし、逆に700円までしか売ることが出来ない。

そういった値幅制限の上限まで買われて張り付くことをストップ高

値幅制限の下限まで売られて張り付くことをストップ安と言います。

 

なぜ値幅制限があるのか?

それは株価の暴騰・暴落を防ぐため。

例えば株価1,000円で、ある銘柄を持っていた時に1日の内にいきなり株価1円にまで下がってしまったら最悪ですよね。

というか最悪なんてもんじゃない。
死活問題に関わってまう!

特に信用取引で運用していた人にとったら借金を抱えることにもなってしまうため、値幅制限を設けて、そういったことを防ぐために値幅制限を設けています。

 

値幅制限表

 

連続ストップ高・ストップ安になった場合

銘柄の中には買いたい人が多すぎて連日ストップ高になったり、売りたい人が多すぎて連日ストップ安になることがあるんですが、これが3営業日連続でストップ高・ストップ安になることがあります。

そうなった場合、値幅制限が2倍に変更されます。

ただ条件があり必ず2倍になるというわけではなく、3営業日連続でザラ場中の出来高がゼロの場合に値幅制限が2倍に拡大されます。(比例配分の出来高はOK)

  • 3営業日ストップ高の場合、上限のみが2倍になる
  • 3営業日ストップ安の場合、下限のみが2倍になる

 

株用語
  • ザラ場とは・・・株を取引出来る時間帯のこと。

    前場と後場があり、前場(ぜんば)は9時から11時30分まで、後場(ごば)は12時30分から15時まで。

  • 出来高とは・・・売買が成立した株数のこと。

    株は100株単位で売買することができる。

  • 比例配分(ストップ配分)とは・・・値幅制限で買いや売りが張り付いてザラ場が終了(大引け)した際に、最後まで残っていた株数に応じて配分される。

    例:ストップ高の場合、買いが10万株で売りが1万株残っていた時に、1万株だけが取引成立し、買いが9万株残ることになる。
    ストップ安の場合はその逆。

 



SBI証券[旧イー・トレード証券]

過去の連続ストップ高・ストップ安最高記録

フィスコの18営業日連続ストップ高

現在、東証ジャスダックに上場しているフィスコ(3807)が2009年に記録した18営業日連続ストップ高。

同年1月30日に株価12,000円のストップ高から始まり、同年2月26日に82,000円を記録。
2月27日には10時過ぎに92,000円で寄り付き、寄り付き数分後に崩れて逆に連続ストップ安。
直近の安値が1月23日の9,130円なので、92,000円で株価10倍(テンバガー)を記録しています。

『チョウ・ヒジョン』という投資家の大量買いによるもの。
「経営参加目的による取得」とのことだったけど、その真意は上昇してから数倍の所で売ってきていることから単なるマネーゲームでしょうね。

しっかし夢がありますねー。
自分は株価10倍に出会った経験はないけど、そんなに高値になった株は持ってられない。
怖くてしょうがないですわ。

でも、最安値から最高値で売れた人は正直言っていないでしょうね。
もしそれが出来たとしても相当な運が絡んできます。

 

光通信の20営業日連続ストップ安

現在、東証1部に上場している光通信(9435)が2000年に記録した20営業日連続ストップ安。

同年3月30日に株価78,800円から始まり、同年4月27日に13,800円を記録。
約82.5%も株価が下落しました。

光通信は安値で携帯を販売し大手キャリアによる報奨金によって売り上げを伸ばしていましたが、週刊誌の記事により架空契約をしているとの報告を受け、業績の下方修正をします。

その後前述したように連続ストップ安を記録していくのですが、そもそも信用を失った企業の株というのは売られて当然と言えば当然でしょう。
応援していた株主からしたら裏切られた気持ちの方が強いで
からね。

ましてやこの光通信の連続ストップ安により、3日連続のストップ高・ストップ安に対して値幅制限が2倍へと拡大するといった措置に変わりました。

 

最後に

ストップ高・ストップ安は時には希望になるし、時には絶望に変わる。

自分は5年以上投資を続けており、ストップ高を何度も経験しましたしストップ安も何度も経験しました。
最初のころは一喜一憂しすぎてメンタルやられまくりだし、自暴自棄になりかけた時もありましたねー。

基本的には買った株は信じて買ってます。
ただ信じても上がる保証はどこにもないので、損切りは早めにしますけどね。

以上。



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